私たちはなぜ水を飲まないといけないのか?

水

私たちが生きていくうえで、水と塩分はなくてはならないものです。

「そんなことは当たり前だ」と思われるかもしれませんが、では、あなたは「なぜ水が必要なのか?」を考えたことはありますか?

それでは、ここで少し「水の役割」について考えてみましょう。体内での水の役割は、まず体内で必要な物質を溶かし、体内の化学反応の場となり、体の隅々にまで栄養分と酸素を運び、体内の老廃物を外に出すことですが、ご存知でしたか?

老廃物を外に出すのはなぜか?

私たちの体には(成人で)約60兆個の細胞があります。細胞が生きるためには、細胞に必要なエネルギーと酸素が取り入れられ、細胞内でさまざまな化学反応が起こり、生きるためのエネルギーが取り出され、その過程でできた老廃物・不要物を体の外に排出しなければなりません。つまり、老廃物を外に出すのは「生きるためのエネルギーを取り入れるため」であるといえます。

私たちが食事をすると、消化管で消化されてから栄養分が吸収されますが、消化にも水が関係しています。食べ物の成分は、水と一緒になって分解され、そして吸収されます。たとえば、タンパク質は水と一緒になってアミノ酸に、デンプンは水と一緒になってブドウ糖になります。このように水と一緒になって分解されることを「加水分解」といいます。

水は栄養分や酸素、ホルモン、代謝老廃物などを溶かし、各細胞、各組織や各臓器の間を血流に乗せて運んでいます。細胞に栄養と酸素を渡し、老廃物・不要物を受け取って捨てていくわけです。体内の大部分を占める、このような働きをする水は、遊離した状態でいろいろな物質を溶かす「溶媒(ようばい)」の役割を果たしています。これを「自由水」といいますが、体内の水の一部は原形質中のいろいろな成分と結合し、「結合水」と呼ばれる状態で化学反応に関係していると考えられています。

さらに体内での水のはたらきとして、体温や体の浸透圧やpHを調節する機能があります。たとえば、もし皮膚などからの水の蒸発がなかったら体温が上がりっぱなしになり、最悪の場合、死に至ります。それらの役目を果たすために体外に出ていく水もありますから、使った分だけ体内に取り入れる必要があるのです。

当サイトでは、私たち人間だけではなく、生物にとってなくてはならない存在である「水」にフォーカスして、さまざま情報をお届けします。